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ツァスタバ M48 : ウィキペディア日本語版
ツァスタバ M48[つぁすたばえむ48]

ツァスタバ M48(Zastava M48)は、第二次世界大戦後のユーゴスラビアで使用されたボルトアクション式小銃である。ユーゴスラビア王国時代の1928年からナチス・ドイツに占領される1941年まで、ベルギーのファブリック・ナショナルがユーゴスラビア向けに輸出していた小銃を原型としている。第二次世界大戦後、ユーゴスラビアではナチス・ドイツの標準歩兵銃だったKar98k小銃(K98)を参考にM24小銃へ小改良を加え、M48として国産化した。M48とK98は外見上よく似ているが、一方で部品の互換性はほぼ皆無であり、特にボルトや機関部は全くの別物である。外見上の明確な差異は機関部の長さに見られ、またいわゆるトップハンドガードの部分はM48の方がより後方に伸びている。近年ではアメリカやカナダ、オーストラリア、ヨーロッパなどでも余剰品として放出されたM48が安価に売買されている。
==運用==
多くのM48は製造直後から予備装備として倉庫に保管されており、現在でも良好な保存状態で残されているものが多い。銃剣やフィールドクリーニングキットなどの付属品も銃本体と同様、ほとんど未使用のものが残されている。旧ユーゴスラビアでは5年ごとに予備装備の点検が行われていた事も保存状態が保たれていた理由の1つとされる。
ユーゴスラビア紛争の折には少数のM48がZRAK4x32照準器を搭載し狙撃銃として使用された〔M48 Mauser Sniper Rifle 〕。ただし、約4,000丁の試作品を除くと、ユーゴスラビア軍では狙撃型M48を正式装備として採用しなかった〔Serbian & Yugoslav Mauser Rifles by Branko Bogdanovic, North Cape Publishing, 2005〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ツァスタバ M48」の詳細全文を読む




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